着床の窓が開いている時には妊娠しやすい

精子と卵子が受精卵になっただけでは赤ちゃんは生まれません。受精卵が子宮に到達して、内膜の奥深くに到達して着床できた時に妊娠した状態になったと言えます。着床の窓とは着床に適した時期のことで、着床の窓が開いていない時に受精卵が子宮に到達しても受け入れられない可能性があります。特に体外受精では着床のタイミングが重要で、受精卵が作られたからと早急に子宮に戻しても、タイミングが合っていなければ妊娠に至らないことも多々あります。着床の窓が開くタイミングは、子宮内膜が柔らかく厚くなる頃で、排卵後の数日間と言われています。数日間とあいまいなのは、着想に適した状態になるのは個人差があって、2日から3日の人もいれば1週間かかる人もいるためです。

 

着床の窓は排卵から1週間が過ぎるとたいてい閉じてしまい、妊娠できる確率が低くなります。さらに年齢を重ねるにしたがって窓の開いている期間が短くなる傾向にあるので、高齢出産を目指す人は着床に適した日を知ることは大切です。自然妊娠の場合には、生理の周期から排卵日を予測して受精するしかありませんが、黄体ホルモンの分泌が増えれば開いているサインとなります。黄体ホルモンはプロゲステロンとも言い、分泌が多くなると月経前症候群の症状が出やすくなるので目安に出来ます。

 

不妊治療では、受精卵が確実に着床出来るように検査でベストのタイミングを調べることがあります。例えば子宮内膜受容能アレイ検査があります。着床の窓が開くタイミングを子宮内膜遺伝子検査で予測します。子宮に受精卵を戻す最適な日を患者ごとに決めることが出来るので、不妊治療においては着床の確率を高めることが出来ます。