着床のメカニズムについて

受精卵は卵子と精子によって作られます。卵子は月に1個しか作られないのに対して、精子は常に作られていて2カ月から3カ月は生きています。1回の性交で放出される精子は数億個です。数億個の精子が1個の卵子に向かって泳いでくるのですが、まず卵管にたどり着くまでに数百に振るい落とされ、卵子を見つけても受精出来るのはたったの1個です。卵子の生命力は弱く、排卵後半日から1日なのでタイミングを逃すと受精は難しくなりますが、タイミングさえ合えば高い競争率を勝ち抜けた生命力の強い精子とたった1個の卵子によって受精卵が作られます。しかし受精卵がつくられたとしても、妊娠までのステップはまだあります。着床までのメカニズムは、受精卵が受精後48時間を過ぎて細胞分裂を始め、約1週間かけて卵管を通って子宮に到達し、子宮内膜に定着するとなっています。子宮内膜の奥に定着すれば着床は完了です。

 

着床が完了すれば一応は妊娠したことになりますが、妊娠の兆候があらわれるまでにはさらに1週間程度の日数が必要です。排卵から着床完了までは、個人差はありますが平均して10日から2週間かかります。hCGホルモンの分泌が活発になっていれば妊娠の有無がはっきりするので、妊娠検査薬で尿検査をすると分かります。

 

妊活をするには着床までのメカニズムを確認しておくことが大切てすが、精子の生存率や卵子の生存率についても知っておく必要があります。確実に妊娠のタイミングをとらえるには、基礎体温の記録が有効てす。女性ホルモンの分泌によって体温が変動するので女性の体調管理に役立ちますし、排卵日を特定もしやすくなります。妊娠の予定がなくても記録を習慣にしておくとよいでしょう。