着床と生理の出血に違いはある?

着床とは受精卵が子宮内に定着することを言い、その際にわずかながら出血を伴うことがあるため、生理と混同する場合があります。子宮は内膜を柔らかく厚くして受精卵を受け入れる準備を定期的にしています。受精卵は子宮に到達するまでに何度も細胞分裂を行い、子宮内膜に着床します。奥へ奥へと入り込もうとし、子宮壁に傷がついて出血します。受精から子宮内膜に定着するまでには1週間から10日を要するので、出血がちょうど生理予定日の近くに当たるため、出血の量や期間によっては生理と混同することがあります。妊娠を望む人にとっては失望となり、妊娠を心配している人にとっては安堵となりますが、妊娠がはっきり分かるまでは、受精から少なくとも5週間はかかります。

 

また生理は月経とも言い女性特有のものです。毎月妊娠に備えて子宮内の環境を整える働きをもち、受精卵が作られなかった場合には、準備した子宮内膜は血液とともに排泄されます。生理の周期は通常28日から31日くらいの間で繰り返されます。ただ女性ホルモンのバランスやストレス、生活習慣などによって変化しやすいので、普段から不定期の人は妊娠しても気が付かないこともあります。

 

生理と着床の出血を見分けるには、基礎体温を確認するのが最も簡単ですが、記録する習慣がない場合には色や量である程度判断出来ます。生理は鮮血で初日より2日目の方が大量の出血になる傾向がありますが、着床出血ではおりもの状で色が薄ピンク色をしているのが一般的です。夜間や2日目に量が増えることはなく、長くても2日程度で止まります。妊娠の可能性があるのなら、受精から3週間以上すれば市販の検査薬で調べることが出来ます。もしだらだらと出血が長く続くようなら、専門医で診察を受けたほうが良いでしょう。