体外受精でも着床出血はある

体外受精は、女性に卵管性の不妊があったり男性に重度の不妊がある場合に取られる処置で、体外で受精をさせるしか受精卵を作る手立てがないと判断された場合に行います。女性の卵子と男性の精子を体外で受精させて、受精卵を作ったうえで、子宮に戻して妊娠を促します。受精卵を子宮に戻しても着床までには3日前後かかり、さらに妊娠を確認出来るまでには2週間から3週間の時間が必要です。体外受精をした受精卵でも着床すれば自然妊娠した状態と変わらないので、着床率を高めるためにホルモン剤を処方することがありますが、普段通りの生活を送れます。

 

体外受精による妊娠初期の症状は、自然妊娠とあまり変わりません。着床出血も起こりますし、着床痛と呼ばれている腹痛や腰痛を体験する人もいます。女性ホルモンに変化が起こるので、胸が張ったり、倦怠感、眠気を催すなど自然妊娠をした女性と同じような体調になります。しかし体外受精をしたという意識から、ナーバスになっている人が多いです。中には着床出血があるかどうかで気をもむ人がいますが、出血を体験する人は妊婦の約1割にも満たないので、出血がなければ妊娠出来ないという心配は無用です。

 

妊娠の有無は市販の検査薬でも確認出来ますが、体外受精をして補足治療でホルモン注射をしている場合、hCGホルモンの分泌量が高くなる傾向にあるので、時期尚早の場合には正確な検査結果が出ないこともあります。体外受精をした場合には、主治医が立てた検診のスケジュールに従って検査を受けた方が良いでしょう。妊娠検査はhCGホルモン量で調べ、妊娠週が進むほど分泌量が増えます。病院では血液検査によって判定する方が多く、規定値を超えれば無事着床したと判断されます。