着床障害になったらどうすればいいのか

妊娠するには受精卵が子宮に着床することが必要です。受精しても精子が受精卵まで到達しなかったり、受精卵が子宮の内膜に定着出来ないと妊娠に至ることは出来ません。着床障害もしくは着床不全というのは、受精卵が着床しにくいことを指しますが、自然受精においてではなく体外受精や人工受精の場合に危惧される症状です。

 

妊娠しにくい体質の人は受精が上手くいかない、精子の数が少ない、卵子が作られにくいなど様々な理由かあります。受精と着床をサポートすることを目的とする不妊治療のひとつの方法として対外受精は行われます。受精卵が卵管に出来ると、48時間かけて子宮に移動します。自然妊娠の場合には子宮は内膜を柔らかくしたり、厚くして受精卵を受け入れる環境を整えますが、受精卵を受け入れる体制を整えられないと着床出来ません。

 

着床障害になる原因には子宮の疾患があります。代表的なのは子宮筋腫です。子宮筋腫は良性の腫瘍なのでほとんどの場合、命にかかわることはありませんが、子宮内に出来ることが多いため、大きさ・位置・数などによっては着床を妨げます。子宮内膜ポリープも原因のひとつで、生理と同時にとれてしまうこともありますが、子宮筋腫と同様に位置や大きさによっては着床の妨げとなります。

 

他にも子宮の疾患はいくつかありますが、妊娠しにくい場合には検査を受けて正しい状況を把握することが必要です。着床障害の検査では血液・超音波・子宮鏡などを行います。病気があれば治療を優先します。特に問題が見つからない場合には体を冷やさない、ホルモンのバランスを整える、バランスの良い食生活を心がけるなど生活習慣の見直しをすることで、子宮が受精卵を着床しやすい環境を整えやすくなります。