着床痛は妊娠初期に起きやすい症状

受精をして運よく受精卵が作られると、子宮で成長すために細胞分裂をしながら移動します。子宮内膜に落ち着くことを着床と言い、その際に子宮内膜に傷が生じると出血します。着床痛は受精卵が子宮内膜の奥へ奥へと潜り込もうとするために起こる痛みと言われています。医学用語ではなく妊婦の体験談などから発生した言葉です。妊婦が妊娠初期を振り返った時、痛みがあったようなか気がするという程度なので、気がつかないうちに妊娠初期を超えていたということも多いです。着床出血を気にしていると痛みにも敏感になることがあるので、神経質にならないようにすることが大切です。

 

着床痛を感じるとすれば下腹部や腰に症状が出ます。下腹部の場合はひきつりやチクチクといった痛みがあります。生理痛に似ているため、妊娠出来なかったと勘違いする人もいます。腰の場合は骨盤の周辺が痛くなったり、腰全体にだるさやや重さを伴った鈍い痛みを感じると言われています。腰回りの痛みは、着床痛というよりは妊娠によって女性ホルモンの分泌が変化して、体が出産に向けての準備を始めることで起こると考えられています。

 

精子と卵子は48時間かけて受精卵となり、1週間から10日前後かけて子宮に移動します。子宮内膜に到達出来れば妊娠となります。痛みが生じるのは子宮に到達してからなので、受精後10日前後となります。痛みの強さや期間は個々の体内環境によって異なります。痛みは1日だけのこともあれば、受精卵が子宮の奥深くに定着するまでの数日にわたって断続的に感じることもあります。着床時の痛みは多くの人が感じているので、着床出血同様心配することはありませんが、激痛がある場合には産婦人科を受診した方が安心出来ます。